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目次
  1. 家で洗えるかは、洗濯表示と表地で決める
  2. 洗い方:中性のおしゃれ着用洗剤で、空気を抜いて押し洗い
  3. 乾かし方:ぬれているうちはほぐさず、乾いてからたたく
  4. 洗うのは、しまう前と、汚れやふくらみが気になったとき
  5. よくある質問
ブログ/クローゼット

ダウンの洗濯:家で洗えるかの見分け方と、ぺちゃんこにしない乾かし方

2026年10月4日·8分で読めます

窓辺の白い物干しラックに平らに置いて乾かしている、バターイエローのキルティングのダウンジャケット。羽毛がふっくらと均一に戻っている

ダウンは、洗濯表示のおけのマークに×がなく、表地がウールやツイードでなければ家で洗えます。中性のおしゃれ着用洗剤を溶かした30℃以下の水で押し洗いし、脱水は1分以内にします。ぬれているうちは羽毛をほぐさず、表面が乾いてから両手でたたいてほぐし、中まで乾かしきると、ふくらみが戻ります。

家で洗えるかは、洗濯表示と表地で決める

洗う前に、次の5つを確かめます。

  1. 洗濯表示のおけのマーク:おけに×なら、家では洗えません。家庭での洗濯は水洗いしかできないからです(東京都クリーニング生活衛生同業組合)。ドライ用の洗剤を使っても、水で洗うことに変わりはありません。おけに手なら手洗い、おけに数字なら洗濯機でも洗えます(消費者庁)。
  2. 表地:表地がウールやツイードのダウンは、ウールが水で縮むおそれがあるため、組合はクリーニング店に出すよう勧めています。ウールやカシミヤが混ざったもの、革や毛皮の付いたもの、スパンコールやビーズの付いたものも、家では洗いません(リネット)。
  3. 付属品:フードの毛皮は外します。本物の毛皮は家で洗えません(花王)。取り外せるダウンのインナーは、外して別に洗います(モンベル)。
  4. 破れ:生地に破れやキズがあれば、洗う前に直します(モンベル)。
  5. ふくらみの戻り:強く押して、ふくらみの戻り方を見ます。組合は、大きなフェザーが多く、押したあとの戻りが悪いダウンは、家で洗ってもクリーニングに出しても、ふくらみが落ちることがあるとしています(東京都クリーニング生活衛生同業組合)。

家で洗える表示でも、組合は、洗濯には「普段以上の注意深さ」が要ると書いています。よくある失敗は、ダウンのボリュームがなくなることです。ライオンが2022年にダウンを持つ333人に聞いた調査でも、家で洗ったときの失敗は、中の羽毛が出てきた、ふんわり感がなくなった、型くずれした、の順でした(Lidea)。

洗い方:中性のおしゃれ着用洗剤で、空気を抜いて押し洗い

入れ物は、ダウンの大きさで選びます。

  • 薄手のライトダウン:洗面器か洗面台のボウル(Lidea)
  • ふつうの丈のジャケット:大きめの洗いおけか浴槽(モンベル)
  • 洗いおけに入らないロングダウン:縦型洗濯機の洗濯槽に水をためて、おけの代わりに(花王)

洗剤は、中性のおしゃれ着用洗剤です。羽毛は髪の毛と同じたんぱく質でできていてアルカリに弱く、弱アルカリ性の洗剤は使えません(Lidea)。花王は、中性でもおしゃれ着用でない洗剤は羽毛や繊維を傷めるおそれがあるとしています。ウールのニットを洗うのと同じ洗剤です(ニットの洗濯方法)。

  1. ファスナー、ボタン、ホックをすべて閉じます。開いたまま洗うと、生地を傷めることがあります(モンベル)。
  2. えりや袖口、ポケット口の汚れは、乾いているうちに落とします。水を含ませたスポンジに洗剤の原液を付け、こすらずにたたきます(花王)。
  3. 汚れた部分が外側に来るようにたたみ、30℃以下の水に洗剤を溶かしたおけに沈めます。浮いてくるときは、手で押して中の空気を抜き、全体を沈めます。
  4. 両手で「沈める」「浮かせる」を20〜30回くり返します。もんだりこすったりすると、羽毛が傷みます(花王)。
  5. 水を抜きます。ぬれたダウンは重く、おけから持ち上げると生地や縫い糸が傷むことがあるので、おけを傾けるか浴槽の栓を抜いて水が自然に抜けるのを待ち、軽く巻いて水を押し出します。洗濯機のドラムに沿わせるように入れて(モンベル)、1分以内の軽い脱水をかけます(花王)。
  6. きれいな水で、同じように「沈める」「浮かせる」を10〜15回。水を替えて2回すすぎ、最後に1分以内の脱水をかけます(花王)。水が濁らなくなるまですすぎ、絞りはしません(モンベル)。
扉を開けたドラム式洗濯機のドラムに、ファスナーを閉めたバターイエローのダウンが1着だけ入っている
手で洗ったあとは、洗濯機で1分以内の脱水

柔軟剤は入れなくてかまいません。入れすぎると羽毛がコーティングされてふくらみが悪くなるので(リネット)、使うならごく少量を2回目のすすぎに入れます(Lidea)。

脱水中に、洗濯機が大きく揺れて止まることがあります。表地が水を通しにくいためです。そのときは洗濯機での脱水をやめ、おけの中で丸めて押し、バスタオルで水気を取ります(Lidea)。

洗ったばかりのバターイエローのダウンを白いバスタオルで巻き、水を吸わせているところ。タオルのぬれたところが灰色になっている
洗濯機が大きく揺れるときは、バスタオルで水気を取る

おけに数字の表示なら、大きめの洗濯ネットにゆったり入れて、洗濯機の弱い水流のコースでも洗えます(モンベル)。ただ、おしゃれ着コースではダウンが水に浮いて汚れが落ちきらないことがあり、ライオンは洗濯槽を洗いおけ代わりにした手洗いを勧めています。縦型洗濯機で洗うなら、途中でふたを開け、浮いていたら手で空気を押し出して沈めます(モンベル)。

乾かし方:ぬれているうちはほぐさず、乾いてからたたく

洗いたてのダウンは、羽毛がつぶれてぺちゃんこです。ふくらみを保つために、中にはダウンと一緒にフェザーも入っていて、このフェザーの軸が折れると、ふくらみが失われます。ぬれているうちに無理にほぐすと、軸が折れることがあります(花王)。脱水したままハンガーに掛けても、羽毛が片寄ったまま固まります(Lidea)。

  1. 脱水が終わったらすぐに取り出し、肩を持って軽く振って形を整えます(Lidea)。置いたままにすると、中に残った水分で雑菌が増え、においや輪じみの原因になります(リネット)。
  2. 厚みのあるハンガーに掛けるか(花王)、平干しネットに広げて(リネット)、風通しのいい日陰に干します。日陰に干すのは、紫外線で表地が傷むのを避けるためです(モンベル)。
  3. 表面が乾いてきたら、両手ではさんで軽くたたき、固まった羽毛をほぐします(Lidea)。
  4. 中の羽毛は乾きにくく、表面が乾いても中が湿っていることがあります(モンベル)。2〜3日かけて干し、両手でぎゅっとはさんでも手に湿り気が移らなくなったら、念のためもう1日干します(Lidea)。
  5. 完全に乾いたら、縦と横に持ち替えて軽く振り、羽毛に空気を入れます(花王)。
白いシーツの上に置いた、乾いたダウンの袖。キルティングの区画の1つを2本の指先で押して、中の羽毛をほぐしている
乾いてから、残ったかたまりを指でほぐす

乾くまでの日数は、Lideaの目安の2〜3日に念のための1日を足して、3〜4日みておきます。土曜の朝に洗えば、仕上がるのは火曜か水曜です。そのあいだに寒い朝があっても着られないので、ほかのアウターを手前に出しておきます。gussyでそのダウンの「どこにある」を「洗濯中」にしておけば、乾くまでは天気に合わせたコーデ提案に出てきません。

乾燥機を使うとき

乾燥機にかけられるかは、洗濯表示の、四角の中に丸がある記号で見ます。×があれば使えません。点が1つなら排気温度60℃まで、2つなら80℃までの乾燥ができます(消費者庁)。

かけられるなら、低温にします。モンベルは60〜70℃の乾燥機を、リネットは低温で30〜40分を目安にしています。時間は乾燥機の性能とダウンの量で大きく変わるので、途中で何度か取り出して乾き具合を確かめ、両手でたたいて羽毛の片寄りをほぐします。首回りやファスナーのまわりが乾きにくいときは、裏返してかけます(モンベル)。

テニスボールや乾燥用のボールを一緒に入れると、羽毛がほぐれやすくなります。入れてよいかは、先に洗濯乾燥機の取扱説明書で確かめます(リネット)。家に乾燥機がなければ、コインランドリーの乾燥機を使えます。乾燥機のあとも中が湿っていることがあるので、モンベルは仕上げに風通しのいい日陰で1週間ほど干すよう書いています。陰干しで乾かしきったダウンを、いちばん低い温度で5分ほど乾燥機にかけるだけでも、ふわっと仕上がります(Lidea)。

洗うのは、しまう前と、汚れやふくらみが気になったとき

ライオンが2022年にダウンを持つ413人に聞いた調査では、1シーズンに1回洗う人がいちばん多く約半数で、洗わない人も約2割いました(Lidea)。

少なくとも、しまう前に1回は洗うかクリーニングに出します。洗わずにしまうと、黄ばみやにおいの原因になります(Lidea)。組合も、汚れが落ちきらないまましまうと、カビやにおいを引き起こし、コーティングの傷みも早めると書いています。

シーズン中は、えりや袖口、ポケットのまわりの汚れが気になったら洗います(Lidea)。モンベルは、全体が汚れてきたときと、ふくらみが減って新品のころほど暖かく感じなくなったときを目安にしています。汗や皮脂が付くと羽毛が束になり、空気をためられなくなって暖かさが落ちるためです。

毎日のように着るなら、冬のなかばにも一度きれいにします。組合は、着る回数の多いコートを、汚れがたまってくる2月ごろに最低1回はクリーニングに出すよう勧めています(中間洗いのススメ)。肌に触れる部分が少なく、濃い色で汚れが見えにくいコートでも、着るたびに汚れはたまっていきます。汚れを減らすには、マフラーや手袋で、えりや袖口に肌が直接触れないようにします(モンベル)。

しまうときは、ハンガーに掛けるか、通気性のいい大きめの袋にゆったり入れます。プラスチックの衣装ケースやビニール袋は避け、クリーニングのビニールカバーも外します(モンベル)。ほかの冬物と合わせたしまい方は衣替えのしまい方で。

よくある質問

ダウンは洗濯機で洗える?

洗濯表示がおけに数字なら洗えます。大きめのネットにゆったり入れて弱いコースで洗います。浮いて汚れが落ちきらないことがあるので、洗濯槽に水をためて手で押し洗いする方法もあります。

ダウンはどのくらいの頻度で洗う?

少なくとも、しまう前に1回です。シーズン中は、えりや袖口が汚れたときや、ふくらみが減って暖かさが落ちたと感じたときに洗います。

ぺちゃんこになったダウンを戻すには?

中まで完全に乾かしてから、両手ではさんで軽くたたき、縦と横に振って空気を入れます。表示で乾燥機が使えるなら、低温で短くかけます。それでも戻らなければ、クリーニング店に相談します。

ダウンに柔軟剤は使う?

使わなくても洗えます。入れすぎると羽毛がコーティングされてふくらみにくくなるので、使うならごく少量を2回目のすすぎに入れます。

洗濯表示がないダウンは洗える?

まず、内側の脇の縫い目や裏地を探します。水洗いできると確かめられないものは、家では洗わず、クリーニング店に相談します。

洗ったダウンが臭うのはなぜ?

羽毛に湿気が残っていると、においやカビの原因になります。表面が乾いても中は湿っていることがあるので、風通しのいい日陰でさらに干し、完全に乾かします。

いつでも着るものがあります。

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