古着回収と服の捨て方:店の回収ボックス・市の古布・燃やすごみの分け方

服は、次の人が着られるかどうかで行き先が決まります。洗って乾かした着られる服は、お店の回収ボックスか市区町村の古着・古布回収へ。汚れや破れで着られない服は、横浜市や練馬区のように燃やすごみ(可燃ごみ)に回すところがあります。ただ、下着、ダウン、雨の日の扱いは市区町村によって正反対なので、出す前に自分の市区町村のページを一度見ておきます。
「次の人が着られるか」で3つの山に分ける
手放す服をベッドの上に出したら、1枚ずつ次の3つに分けます。
- 買った店が回収している服:ユニクロ、GU、無印良品などの服は、店の回収ボックスへ。
- 着られるけれど、店の回収に当てはまらない服:市区町村の古着・古布回収へ。
- 汚れ、破れ、穴、ほつれがある服:市区町村のルールを見て、古布に出せなければ燃やすごみへ。
まだきれいな服は、売ったり譲ったりする道もあります。環境省のサステナブルファッションのページは、服を服として再利用し続けることが最も環境にやさしく経済的だとしています。
どれを手放すか決まらないなら、着ていない服から見ます。同じページには、1年間一度も着ていない服をひとりあたり約24枚持っている、とあります。gussyに着た日を残しているなら、クローゼットを「眠っている服」の順にすると一度も着ていない服が最初に並ぶので、手放す候補はそこから選べます。手放す服の選び方は、クローゼット収納のコツの4つの山の分け方も参考に。

店頭回収:ユニクロと無印良品は自社グループの服だけ
ユニクロのRE.UNIQLOのページによると、回収の対象はユニクロ、ジーユー、プラステ、セオリー、ヘルムート・ラング、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、ジェイブランドで販売した全商品で、インナーやソックス、グッズ商品も含みます。持ち込み先は全国すべてのユニクロ店舗なので、GUの服もユニクロの店に持っていけます。条件は洗濯してから持ち込むこと。郵送では受け付けておらず、ボックスに入れたものは返してもらえません。ボックスの場所は店によって違うので、見つからなければスタッフに聞きます。
無印良品の資源回収のページでは、無印良品で販売している衣料品全般が対象で、下着、靴下、靴、バッグ、帽子などの服飾雑貨は対象外です。綿100%のタオルも回収しています(洗濯ラベルが読めないもの、タオルケットは対象外)。回収するものは店によって違うため、同じページの店舗検索で確かめてから持ち込み、スタッフに声をかけてから回収BOXに入れます。
つまり同じ靴下でも、ユニクロで買ったものはユニクロの回収ボックスに入り、無印良品で買ったものは入りません。
環境省も、衣料品店や商業施設での古着回収が広がっていると書いています。クーポンやポイントが付く回収もありますが、条件も時期も店ごとに変わるので、持ち込む前にその店の公式ページを見るのが確実です。

市区町村の古着・古布回収:下着、ダウン、雨の日は市で逆になる
環境省は、多くの自治体が古着を資源として回収しているとし、回収方法は各自治体のホームページで調べるよう勧めています。4つの市と区の案内と、世田谷区深沢地区の回収案内を並べると、出し方からして違います。
| 市区町村 | 出し方 | 下着・靴下 | 雨の日 | 汚れ・破れ |
|---|---|---|---|---|
| 横浜市 | 地域の資源集団回収(回収日は集積場所の青いステッカー) | ページに記載なし | 出せない | 出さずに燃やすごみへ |
| 練馬区 | 区の施設で、毎週土曜・日曜や月2回 | 下着は出せる | 雨でも回収 | 汚れたものは可燃ごみへ |
| 大田区 | 月1回の拠点回収と常設ボックス | 拠点回収は左右そろった靴下が可、ボックスは下着・靴下とも不可 | ページに記載なし | 穴やほつれも不可 |
| 世田谷区深沢地区(2026年11月22日の回収) | 地区の回収日に会場へ持参 | 下着もネクタイも出せる | 小雨決行 | 泥や油の汚れ、濡れたものは不可 |
| 福岡市 | 城南区役所や市民センターなど5か所の回収ボックス | 下着・靴下とも不可 | 濡れたものは不可 | 洗っても取れない多少のシミは可 |
ダウンも分かれます。練馬区はダウンジャケットや革のジャンパーも回収しますが、福岡市は回収した古着を反毛綿(はんもうわた)にして車の内装材にリサイクルしていて、羽毛、ニット、シルク、レーヨンは「リサイクルに適さない素材」、ダウンジャケットは「中綿形状のもの」、フリースやジャージは「合成繊維のもの」として回収できないものに入っています。
ボタンやファスナーは、練馬区、大田区の拠点回収、世田谷区深沢地区が付けたまま出すよう求め、福岡市も衣類については取り外し不要としています(シーツや大きなタオルは、ファスナーを外して縦横50cm以下に切ったものが対象)。世田谷区深沢地区の案内には、古着として再利用するため、と理由も書かれています。
自分の市区町村では、ホームページで「古着」「古布」と検索して、次の3つを確かめます。
- どこに、いつ出すか:ごみの集積場所か、施設や会場か、常設のボックスか。
- 出せないもの:下着、靴下、ダウン、ニット、汚れのある服。
- 雨の日に出せるか。
出す前の準備です。5つの案内はどれも洗濯したものを求めていて、大田区はクリーニングは不要としています。
- 洗って、乾かす。
- ポケットを空にする。横浜市は異物が混ざるとリユースに差し支えるとし、大田区ははさみなどが混ざった例があったと書いています。
- ハンガーや衣類カバーを外し、上下セットのスーツはセットのまま出す(大田区)。
- 袋は、横浜市、練馬区、世田谷区深沢地区、大田区の拠点回収が透明か半透明を指定しています。紙袋は横浜市、練馬区、世田谷区深沢地区では使えません。
電熱式の防寒服や電動ファン付きの服など、バッテリーを使う服は、練馬区では火災の原因になることがあるとして古着・古布では回収していません。世田谷区深沢地区の回収でも、バッテリー付きジャケットは回収できないものに入っています。出し方は住んでいる市区町村の案内で確かめます。
燃やすごみに出す服と、その前に見ること
店にも古布にも出せない服は、ごみになります。横浜市は、汚れたものや破れたものなど、リユースに差し支えるものは古布に出さず燃やすごみへ、と案内しています。練馬区も、汚れのある服や、近くに回収場所がなくて出せない服は可燃ごみで、毛布は粗大ごみです。
ただ、少しのシミなら燃やすごみとは限りません。福岡市は、洗濯しても取れない多少のシミは付いていても構わないとしています。反対に大田区の常設ボックスは、汚れ、破れ、シミ、穴、ほつれのある服を回収していません。同じTシャツでも、住んでいる市区町村で行き先が変わります。
ふとんやカーペットは服とは別の扱いです。横浜市ではカーペット、マットレス、ふとんは古布の対象外で粗大ごみ、畳んで50cm未満なら燃やすごみです。
雨に濡れてしまった古布は、横浜市ではリユースなどができないため、次の収集日に出すか、資源回収ボックスなどを使うよう書かれています。乾かしてから次の回に出します。
燃やすごみで出すときの金具やファスナーの扱いは、市区町村の分別表で「衣類」を引いて確かめます。衣替えのついでにまとめて手放すなら、しまう服の洗い方は衣替えのしまい方で。
よくある質問
服は何ゴミ?
横浜市や練馬区では、着られる服は古着・古布の回収へ、汚れや破れで着られない服は燃やすごみ(可燃ごみ)へ出します。出せるものや出す場所は市区町村で違うので、自分の市区町村のページで確かめます。
古着回収に出す服は洗濯が必要?
必要です。ユニクロの回収ボックスも、横浜市、練馬区、大田区、世田谷区深沢地区、福岡市の回収も洗濯したものを求めていて、大田区はクリーニングまでは不要としています。
古布は雨の日に出せる?
市区町村で違います。横浜市は雨の日には出せないとしていますが、練馬区は雨天も回収して袋の口をしっかり縛るよう案内し、世田谷区深沢地区の回収も小雨決行です。
汚れた服や破れた服は古布に出せる?
汚れたままの服は、この記事で見たどの回収にも出せません。横浜市は汚れや破れのある服を燃やすごみへ、大田区は穴やほつれも回収不可とし、福岡市は洗っても取れない多少のシミなら受け付けています。
回収された古着はどうなる?
ユニクロは着られる服を難民キャンプや被災地への支援などに届け、服にできないものは断熱材や防音材の素材にしています。福岡市は反毛綿にして車の内装材に、大田区は国内外でのリユースとウエス(工業用ぞうきん)に回しています。
ボタンやファスナーは外して出す?
練馬区、大田区の拠点回収、世田谷区深沢地区、福岡市の古着回収では、ボタンやファスナーは付けたまま出します。燃やすごみのときは市区町村の分別表で確かめます。



